配管内の赤錆防止装置「NMRパイプテクター」

NMRパイプテクター

帝国劇場のこだわりの配管設備を支えるNMRパイプテクター®-NMRPT-

NMRパイプテクターを導入した帝国劇場ビル

劇場の新たな形を創った「帝国劇場」

演劇の中心的な場として知られる帝国劇場は、東京・丸の内に位置し、1911年からの長い歴史を持ちます。通称「帝劇」としても親しまれ、ルネサンス風のフランス様式を模した造りは、当時の「歌舞伎小屋」の劇場イメージを覆すものでした。上演の内容も、外国劇とオペラ、オペラ・バレエなど、国際的な上演も多く取り入れ、その当時の広告キャッチコピー「今日は帝劇、明日は三越」で表現される通り、消費時代の幕開けと共に帝国劇場は人気を不動のものとしました。

多くの危機を乗り越え現在の位置を確立した帝国劇場

1923(大正12)年、帝国劇場に大きな打撃を与える出来事が起こります。関東大震災による火災の影響です。この火災によって帝国劇上は焼け、上演が不可能な状態となってしまいます。しかしその翌年には、多くの再開を望む声も手伝い、「大正帝劇」として新たにスタートしました。再び賑わいを見せた大正帝劇でしたが、1964年には太平洋戦争中の閉鎖などの影響により経営が悪化し、取り壊しとなりました。それでも2年後の1966年、帝国劇場は現在の形となる複合ビルの一部の劇場として再開されます。この時の開場記念公演『風と共に去りぬ』は6カ月のロングランヒットを記録するなど、日本の文化・芸術の中心的劇場となり、現在では「日本ミュージカルの聖地」とも呼ばれ、近年では、ハイテク技術を取り入れた『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などの大型ミュージカルも高い人気を得ています。

劇場としての強いこだわりから建物修繕への問題が発覚した帝国劇場

上演の質を維持・向上させる為にも、建物の状態や各設備には点検やメンテナンスを欠かさなかった帝国劇場ですが、全ての部分で老朽化の対応をする事は困難でした。帝国劇場は館内の各動力設備による、上演への音の影響を最大限に遮断する事を意識した特殊な構造となっていた事で、水系の配管が鉄筋コンクリートの中に埋設配置され、配管設備の赤錆腐食への対策を行う事が出来なかったのです。このまま赤錆腐食を放置することで、赤水や赤錆閉塞、漏水などの問題を引き起こし、劇場の運営にも支障を与える大きな問題となります。

他工法では難しい特殊な建物構造でも導入可能なNMRパイプテクター®-NMRPT-

帝国劇場の特殊な構造により、配管内の赤錆腐食の解決は困難を極めたかに思われましたが、配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®は、埋設されていない露出した配管の部分があれば設置する事が可能であった事から、築34年を迎えていた2000年から2002年の間に3回に分けNMRパイプテクター®が設置されました。NMRパイプテクター®は赤錆を黒錆に還元する、独自の技術により配管内の赤錆腐食を防止します。その内容は、NMRパイプテクター®が装着された配管内を流れる水の自由電子(水和電子)を利用する事で、配管内の赤錆を黒錆に還元し、赤錆腐食の進行を完全に停止し配管の延命をするものです。

NMRパイプテクター®-NMRPT-は配管の赤錆問題に対し様々な建物で対応してきた実績があります

2020年現在、帝国劇場は築後54年になりますが、20年前に設置されたNMRパイプテクター®の防錆効果によって、継続して配管内の赤錆腐食は完全に抑制され、赤錆による問題は一度も起こっていません。今回の帝国劇場の様に、特殊な建物構造でもNMRパイプテクター®によって配管の赤錆防止、延命が可能な事も少なくありませんので、配管内の赤錆問題の対策でお困りの方は、ぜひ一度NMRパイプテクター®についてお問い合わせください。

掲載元:日本システム企画株式会社 コラム#19「帝国劇場にも導入された優れた機能!NMRパイプテクター®」


給水管の長期延命を確認 コープ野村南石切でのNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

マンション管理新聞

長期にわたるNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果の実証を確認

コープ野村南石切は宮城県仙台市若林区にある、1978年築のマンションです。配管内の赤錆防止装置『NMRパイプテクター®』が設置されたのは、築24年目を迎えた2001年8月です。
NMRパイプテクター®を設置から15年以上経過した2017年に、マンション管理新聞による取材が行われ、設置の経緯や実際の防錆効果、今後の配管設備の維持について、コープ野村南石切の営繕担当理事の古田さんが答えています。

排水管でも防錆効果を確認

コープ野村南石切では、定期的に行っていた排水管洗浄の際に、大量の赤錆が排出されていた事から、配管内の赤錆腐食に危機感を持ち、NMRパイプテクター®を設置しました。その後の排水管洗浄では、赤錆の排出量は極端に減り、NMRパイプテクター®の防錆効果を実感したと、当時の状況を古田さんは述べています。NMRパイプテクター®の設置から15年が経過し、抜管による配管の劣化診断調査が実施されました。その結果、給水管では配管内部の赤錆腐食は進行しておらず、その表面では黒錆化による配管更生が確認されました。 排水管も赤錆はほとんど進行がなく、改めて防錆効果の確認がされました。

NMRパイプテクター®-NMRPT-により排水管洗浄費用の削減に成功

NMRパイプテクター®の防錆効果は、給水管だけではありませんでした。排水管内の状態がNMRパイプテクター®の設置前よりも良好な事で、年に1回実施していた排水管洗浄の回数を3割も減らすことが出来たと言います。NMRパイプテクター®の防錆効果は40年以上持続する為に、配管に維持にかかる手間や費用の削減効果は相当なものになります。

専有部の給水管でも防錆効果を確認

古田さんは、建物の老朽化によるメンテナンスや修繕の為の資金繰りの心配を感じていた為に、NMRパイプテクター®の導入による費用の削減効果について高く評価しています。取材前にたまたまリフォームした部屋があり、古田さんは抜管をして配管内を見る機会があったのですが、そこでも防錆効果の確認がされ、そのまま配管を使用し続けるのに問題が無い状態だったそうです。

確かな防錆効果によりNMRパイプテクター®-NMRPT-が得た信頼

これまでに、様々な場面でNMRパイプテクター®の防錆効果を実感してきた古田さんは、その度にNMRパイプテクター®への信頼が高まったといいます。NMRパイプテクター®の防錆効果は、建物寿命まで配管を延命する事を目的としていますが、古田さんもその長期延命の実現を確信し、「長期修繕計画に配管更新の予定はない」とコメントしています。今回紹介しました、コープ野村南石切でのNMRパイプテクター®設置事例は、これまで設置された4,200棟以上の中の一例であり、他にも多くの防錆効果実感の声をいただいています。建物の維持管理の為に、是非NMRパイプテクター®をご検討いただければ幸いです。

掲載元:日本システム企画株式会社 コラム#12「築年数約40年のコープ野村南石切で効果を発揮!NMRパイプテクター®とは」


大規模修繕のコストを大幅に削減 NMRパイプテクター®-NMRPT-の導入メリット

マンションイメージ
マンションでは建物の老朽化等の対策の為に、管理組合では長期修繕計画を立て、計画の実施に向けて積立金を蓄えていきます。マンションの大規模修繕では、一般的に「給水管の修繕」が最も費用が高額となります。マンションの給水配管の修繕には、配管更新工事を選択するケースが多いのですが、配管更新工事はマンション住民に様々な部分で負担がかかり、簡単には実行できないものです。配管内赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」の導入では、配管更新工事費用の1/5~1/10のコストで、工事中に発生する生活の不便を全て解決し、建物寿命まで配管延命が可能となります。

実行に覚悟の必要な配管更新工事

配管更新工事は、主にどの様な生活の不便があるのか見ていきましょう。
配管更新工事は、配管を取替える大規模な工事の為に、数ヵ月にわたる長期の工事期間が必要です。また、配管の交換の為、断水での作業となり、その間はトイレ、風呂、洗濯、料理等が出来ず、生活の不便からストレスがかかります。工事や断水の期間によっては仮住まいを検討する必要まで出てきます。工事費用も高額となる事から積立金が不足し、工事自体が実施できないといったマンションも珍しくありません。配管の詰りや漏水のリスクを無くす為とはいえ、これらの負担を考えると、配管更新は出来れば避けたいのが本音ではないでしょうか。

配管更新を不要にするNMRパイプテクター®-NMRPT-

NMRパイプテクター®の導入で配管の延命を行った場合はどうでしょうか。NMRパイプテクター®の設置工事は、配管の外側に装置を装着し、保護材で装置をカバーする事で済み、作業は1~2時間で完了します。また、配管を外したりしないので、断水の必要はありません。つまり、住民の生活には全く影響はありません。これだけでも配管更新と比較し、相当な負担が軽減されます。費用は給水管の場合、配管更新の約1/5以下でNMRパイプテクター®を導入可能となり、大幅に費用削減できます。導入後の定期的な洗浄などランニングコストが不要な事も特徴です。一番需要なNMRパイプテクター®の防錆効果は、新規の赤錆腐食の発生を完全に停止した事を証する、赤錆の黒錆化を確認しているので、配管は建物寿命まで延命ができ40年以上継続します。配管内の赤錆腐食を完全に停止した、実際の導入事例についても多数紹介していますので是非ご覧ください。

実績の豊富なNMRパイプテクター®-NMRPT-

マンションの管理には色々と費用が必要ですが、その中でも出費の多い配管更新費用を80%~90%削減できる事は、良好なマンション管理を行う上で非常にメリットです。
これまでNMRパイプテクター®はマンションで3,100棟以上、その他の建物を合わせて累計4,200棟(2020年現在)の多数の導入実績があり、お客様にご満足いただいております。給水管内の赤錆劣化でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

掲載元:日本システム企画株式会社 コラム#09「赤水が出ていなくても赤錆劣化は進行!?」


配管内の赤錆腐食を建物寿命まで完全防止NMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果

量水器との接合部

配管内赤錆腐食には早期の対策が必要です

建物の管理には配管設備のメンテナンスが重要です。水と常に接触する配管内では、何も対策をしなければ赤錆腐食は避けられません。直管部が錆びないビニルライニング鋼管といった配管もありますが、継手部は断面の鉄部が水と接触し、赤錆腐食が避けられません。赤錆の溶け出しによって水が濁る「赤水」が発生し、赤錆腐食に気付く場合もありますが、継手部で90%近くの赤錆閉塞が発生していても「赤水」が発生せず、気付いた時には漏水を起こすまでに赤錆腐食が進行している場合もあります。注意が必要なのは、継手部だけの赤錆腐食でも、数百~数千の継手部がマンション全体にあるので、直管部を含めた全配管を取り替えなければいけない事です。配管更新には様々な負担が必要です。配管更新は、断水を伴う長期間に及ぶ工事となり、風呂に入れない、全住民が共有で仮設トイレを使用する為、朝には順番待ちをするという様な負担の覚悟も必要です。洗濯や料理も困難であり、工事期間中は仮住まいの用意も考えるべきでしょう。これだけでも相当大変ですが、大規模な工事であることから膨大な工事費用が必要です。
このような負担を避けるためにも、手遅れになる前に配管設備の状態について注意していただければと思います。

NMRパイプテクター®-NMRPT-は配管維持の為の様々な負担を軽減します

60年~100年以上といわれる建物寿命と比べ、給水配管の寿命は20~30年といわれており、半分以下しかありません。建物寿命を考えると、最低でも1度は配管更新工事が必要です。先程説明した配管更新の負担を考えると、出来る限り配管更新工事は避けたいところです。
この問題に対し、建物寿命まで配管を延命可能なNMRパイプテクター®を導入した場合は、配管更新をせずに配管を維持する事ができます。また、配管更新で必要となる生活の不便はNMRパイプテクター®では一切不要となります。
費用については、NMRパイプテクター®は更新工事の約5分の1~10分の1以下で導入可能です。断水の伴わない工事は2~3時間で完了し、マンション住民への生活にも支障ありません。また、定期的な配管洗浄などのランニングコストが不要の為、長期的な配管維持費も大幅削減できます。
配管の良好な状態維持の為には、NMRパイプテクター®の導入は最適なものとなります。

4,200棟以上でNMRパイプテクター®-NMRPT-は防錆効果を立証しました

現在、配管更生にはいくつかの工法がありますが、建物寿命まで配管寿命を延命可能な技術は、NMRパイプテクター®以外にはありません。
配管内を通過する水のエネルギーにより、赤錆を黒錆に還元し、防錆を行う技術はNMRパイプテクター®独自のものであり、水を使用している限り、赤錆腐食を完全に防止する事を可能とした唯一の装置です。
NMRパイプテクター®はこれまでに4,200棟以上(2020年時点)の建物で導入実績があり、赤錆腐食の停止を証明する防錆効果の立証により、多くのお客様に高い評価をいただいています。

掲載元:日本システム企画株式会社 コラム#08「赤水が出ていなくても赤錆劣化は進行!?」


建物内のアスベストの影響を受けない配管更生工法 NMRパイプテクター®-NMRPT-

書店イメージ

NMRパイプテクター®-NMRPT-を導入した老舗の有名書店

新宿に所在する、2020年現在で創業93年となる有名書店は、1964年に完成した地上9階・地下2階の複合ビルに本店を構えます。日本建築界を代表する建築家の前川國男氏により設計されたこのビルディングは、東京都の景観づくりにおいての重要性を認められ、その他様々な必要条件を満たした事から、2017年には東京都選定歴史的建造物に選ばれました。

配管更新への重大な問題が発覚

築41年が経過していた2005年当時、すでに配管耐用年数を大幅に超えていた同ビルディングでは配管老朽化の対策が必要でした。その為、配管更新を検討しましたが、同ビルディングの天井裏でアスベストが使用されていた事で、配管更新工事の実施にはいくつかの問題がある事が分かりました。

有害性が問題視されているアスベスト

石綿とも呼ばれるアスベストは、建物の断熱効果から過去には大量に使用されていました。1970年代に入り、飛散したアスベストが呼吸器官を通し、体内に取り込まれることで人体への悪影響が出る事が知られ、世界的な問題となりました。体内へ取り込まれたアスベストは、数十年もの潜伏期間を経て、肺線維症や肺がん、悪性中皮腫といった重病を引き起こします。2006年に日本では一部の製品を除き、アスベストは使用禁止となり、現在は原則として製造等が禁止されています。

配管更新工事におけるアスベストの問題

大型建築物の設備設計・施工を行う大手設備会社が、同ビルディングの配管劣化対策の元請となっています。
本案件の元請となった大手設備会社は、100年以上の歴史ある企業であり、これまでに多くの重要施設等の建築物の施工に携わってきました。
同ビルディングは有害物質であるアスベストが使用された建物である事から、配管更新工事の際には飛散防止の為にアスベストの除去作業が必須です。
その為には、まずクリアしなければならない、いくつかの課題があります。
①アスベストが飛散する恐れがある為に、周囲の建物への使用制限が必要となります。同ビルディングは新宿の中心に位置する立地の為、建物周囲への使用制限は非常に困難となります。
②長期の施設休業が必要となり、配管更新工事だけでも3~6ヶ月の施設休業が想定されます。今回はアスベストの除去作業もある事で、休業期間はさらに必要となります。
③費用の問題があります。配管更新自体も高額な費用がかかる工事ですが、アスベスト処理費用は配管更新費用の2~3倍も必要とされ現実的ではありません。

NMRパイプテクター®-NMRPT-で対策した場合

先ほどの配管更新工事におけるアスベストの問題は、NMRパイプテクター®の導入により全て解決されます。NMRパイプテクター®の導入は、配管の外側に装置を取り付けるだけで完了する事から、アスベストの除去作業は不要となります。
また、設置工事において断水は不要で、作業は1~2時間で完了します。通常通り施設は使用可能となり、施設休業の心配は不要です。導入費用は、配管更新工事の5~10%となり、アスベストの除去費用もない為に削減可能な費用は相当な金額となります。その為、大手設備会社は配管更新の代替手段として、NMRパイプテクター®が今回の最適な対策と考え、同ビルディングへ提案され導入が決定しました。

NMRパイプテクター®-NMRPT-によって実現した長期配管延命

2005年のNMRパイプテクター®設置から19ヶ月後に防錆効果の確認の為、配管を一部抜き取って確認する抜管調査が実施されました。調査の結果、配管内部で赤錆腐食の進行は見られず、配管更新の必要がない非常に良好な状態である事が確認されています。2020年現在、同ビルディングは築56年となり、配管耐用年数を大幅に超えていますが、NMRパイプテクター®の防錆効果によって竣工当時から使用されている空調冷温水配管は、赤錆腐食の進行なく使用されています。
配管更新時には、様々な負担が建物管理者や施設利用者に発生します。
今回の様にアスベストの使用がある建物では、配管更新が出来ない問題も起こります。NMRパイプテクター®を導入すれば、配管更新の際に問題となる部分は全て解決できますので、配管の赤錆腐食対策でお困りの場合は是非お問い合わせください。

掲載元:日本システム企画株式会社 コラム#29「配管メンテナンスができない?!アスベスト問題を抱えた新宿の有名書店が入るビルを救ったNMRパイプテクター®-NMRPT-」